マンションの防水の悩み解決

被せ工法(改質アスファルトルーフィングシートトーチ工法)の施工上のポイント

被せ工法(改質アスファルトルーフィングシートトーチ工法)の施工上のポイント

改質アスファルトルーフィングシートトーチ工法の施工上のポイント

 

改質アスファルトルーフィングシートトーチ工法の施工上のポイントとしては、
接合部(シートジョイント)の水密性の確保です。

 

広い意味の「被せ工法」であるこの方法では、
幅105cmのシートを10cmラップし、
シートの裏面をトーチバーナーで加熱し、溶融しながら、
既存のアスファルト防水層に接着させます。
そして、同時に、接合部を一体化しますが、
この作業には熟練を要するので、未熟な作業員が行うと、
不具合な箇所が生じてしまいがちです。

 

防水技術士が施工しているかどうか

 

厚生労働省が実施している国家試験の合格者に、
1級及び2級防水技能士の免許が与えられる制度があります。
改質アスファルトルーフィングシートトーチ工法にも、
1級及び2級防水技能士がいます。
技能士が施工してイルカをチェックしなければなりません。

 

官庁工事共通仕様書には、「1級技能士が常駐し、
自ら作業を行うとともに、他の作業員の指導を行うこと」と規定されています。
民間のマンションなどの建物でも、
このレベルの施工が必要です。

 

「被せ工法」のウレタンゴム系塗膜防水も、
塩化ビニル樹脂系シート防水も、それぞれ1級及び2級防水技能士がいます。

 

技能士が施工しているかどうかをチェックすることが、
防水工事共通のポイントになります。

 

防水材の厚み

 

ウレタンゴム系塗膜防水は、防水材の厚みの管理が施工ポイントとなります。

 

塗膜防水は、液状の防水材をゴムヘラ、股はコテを用いて塗り広げます。
そして、防水材は半日から1日後に、ゴム上に固まり防水層を形成します。

 

通常、防水材は、1回あたり1.0〜1.5kg/u量を塗布し、
この工程を2回繰り返します。

 

2回塗りする理由は、1回塗りでは塗りムラを生じるからですが、
2回塗りして均一になったとしても、
防水材の厚みは表面から見ただけではわかりません。

 

そこで、膜厚を測定する装置(膜厚計)を用いて、
完了後に膜厚検査報告書で確認をするシステムが必要です。

 

立ち上がりについては、厚みを確保すると、塗りむらが目立ちやすくなります。

 

どのメーカーも立上り用の材料と仕様を用意していて、
立上りは密着工法とするのが一般的です。

 

密着工法は、補強クロスを貼り付けた上に塗布するのが標準で、
補強クロスの織り目が隠れていれば、
2mm厚さは確保されていますから膜厚管理の目安になります。

 

 

塩化ビニル樹脂系シートのメカニカルファスナー工法は、
改質アスファルトルーフィングシートトーチ工法と同様に、
接合部(シートジョイント)の水密性の確保がポイントになります。

 

接合部(ジョイント)

 

1990年代まで、ジョイントは専用の温風発生装置で加熱し、
溶融して一体化していました。
ですが、最近は溶剤を塗布して溶融し、一体化する方法に変わっています。

 

この溶剤を塗布して溶融し、一体化する方法は、
施工が簡単で品質的に安定しています。

 

ただ、下地部分にしか固定されていないので、
過去に、台風などで強風に煽られた時、
シートが動き、ビスが抜けてしまうという事故がありました。
この対策がポイントとなります。

 

屋上立上がりの周辺は、風が渦を巻いて陰圧が生じます。
シートは吸い上げれるように煽られます。
各メーカーは、対策のマニュアルを用意していますが、
そのマニュアルどおりに施工されているかどうかを確認することが大切です。

 

ドリル騒音

 

下地に穿孔する際、ドリル音が騒音になります。

 

穿孔作業中は、下の部屋では電話が聞こえないほどの騒音が生じます。
マンションなどでは、昼間寝ている人もいて、
この騒音が問題となり、この方法が行えない場合もあります。

 

このような場合は、圧縮空気を使用する釘打機で固定する方法を用いる事もあります。

 

釘打機で固定する方法では、発生する音は瞬間的なので、
騒音対策として有効です。

 

ですが、下地となるコンクリートの強度が低いので、
屋根立上り周辺の陰圧対策としての必要な引き抜き強さを確保できない場合もあるため、
注意が必要です。

 


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